やんのか
俺は喧嘩を売られたら、どうやって論破しようかという妄想をよくする、授業中に居眠りなどを注意されたら、教師は「何しにきたの」と説教を垂れそうだ、この言葉全くもっておかしい、別に全ての行動に理由なんかあるわけねえじゃねえか、テメエの授業がいま興味ねえから寝たんだこの野郎、目的なんて持ってねえんだポコチン野郎、うるせえぞバカ野郎、昔渋谷のブックオフでヤンキーに絡まれた、「肩ぶつかったぞ、この野郎、表出ろこの野郎」、妄想の中なら俺は「上等だ、この野郎、気持ち悪いんだよ、この野郎」と殴りかかっていた、でも俺は「ちょっとなんすか〜!もうやめましょーよー」足が震えちまったぜこの野郎!教室に不審者が入ってきた時みんなの犠牲になって死ぬ妄想、道路に飛び出してしまった女の子をダイブして救う妄想、俺が今度ヤンキーに絡まれたらワンパンKOこれしかねえ
可愛い女の子
喫茶店に行ったら可愛い女の子がいた、前に公園で見た赤いワンピースの女の子、直感的にこの女絶対嫌なタイプの女だろうなと思っていたけど、まあ可愛いしいいかと思ってた。喫茶店に一人で入ってきたその女は、途中で友達と合流して喋り始めた。まあしょうもない女だった。その女の子のことを全然知らないし、話せばいいやつなのかもしれない、だいたいあのヤンキーが言う根はいいやつって言葉はなんだ、夢から醒める瞬間は最悪だ、ずっと夢の中で生きていたい。でも夢は夢でしかない。全て忘れても現実に引き返される、本当の幸せは現実の中にしない、その時そう思っただけ